家にもあるかも!?プレミアがつく古銭を紹介します

むむ。この穴が開いてない50円玉はなんでおじゃるか。

親父どのは変わりものでおじゃるからな…こんなガラクタもまじってるでおじゃる!むきい!

まてまてまてーい!

(またやかましいのが出てきたでおじゃる)

タコまろよ…おぬしもたくさんの硬貨を見てきたはずじゃ。
その硬貨にものすごい価値があるのがわからんか!

えぇ…?ただの穴が開いてない失敗作でおじゃろ…?

はん!まろのようなスペシャルなタコにこのような失敗作は無用でおじゃる!・⌒ヾ( ゚⊿゚)ポイッ

バッカモーーーーン!!プレミアうんぬんの前にお金を粗末に扱うんじゃないぞよ!!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

ピィヤ!!!親父どのにもぶたれたことないでおじゃるのに!!
古銭の中には、「プレミアがつく古銭」というものがあります。
プレミアとはいわゆる希少性のことで、例えばお札であれば通し番号(記番号)やエラープリントなど、硬貨ならエラー硬貨があります。
通し番号編(記番号)
通し番号とは、紙幣に印刷されているシリアルナンバーのようなものでお札一枚一枚に一意の番号が割り振られています。
例えば、この画像の聖徳太子の千円札(B号券)ですが、通常の買取相場は2,000円前後です。
しかし、この通し番号が「A000007A」のものが、かの有名な鑑定番組「開運!なんでも鑑定団」で300万の評価額がつけられた実績があります。
通常、A000001A~A000100Aまでの番号が割り振られた紙幣は博物館や肖像の人物にゆかりのある施設などに寄贈されるため、本来は一般に流通することはありません。そのため、このような高い評価額となったようです。
他にも、「〇〇1111111〇」、「〇〇7777777〇」、「〇〇8888888〇」のように数字の組み合わせが1や7や8のものは縁起が良い数字ということでとても人気があり、高額での買取を期待できます。
エラープリント編
印刷された紙幣の中には、稀にエラープリントと呼ばれる失敗品があります。
失敗品だから価値がないんじゃないの?と思われるかもしれません。実はその逆で、一般に流通することがほぼないがコレクター魂をくすぐるようで、高い価値が付けられます。
主なエラープリントの内容は以下の通りです。
エラーの内容 | 状態 |
---|---|
印刷のずれ | 印刷がずれていたり、二重に印刷されているもの |
印刷ミス | 印刷されたものの一部が欠損しており空白になっているか、印刷が片面のみしか行われていない |
裁断ミス (耳付き) |
紙幣の角部分に余分な紙が残ったもの。印刷時に紙が折れ曲がったりした状態で裁断されるとこのようなことが起こる |
記号違い | 紙幣の表面と裏面の記番号が異なるもの。本来、表裏の記番号は一致していなければならない |
エラーコイン編
エラーコインというのは、何らかの理由で通常あるべき形ではないものです。例えば、以下の50円硬貨を見てください。
本来の位置は真ん中ですが、微妙にずれていますね。
本来は検品過程で排除されるはずですが、まかり間違って一般に流通するとコレクター垂涎のシロモノとなります。
発行年度によっては数十万もの査定額がつくものもあるようなので、もしお持ちであれば即査定に出しましょう!
エラーコインは穴ずれ以外にもこんなものが
- 穴なし硬貨(5円玉や50円玉など、本来)
- 刻印ずれ硬貨(プレス角度のずれたもの。模様の中心が硬貨の中心からずれている)
- 傾打ずれ硬貨(裏面と表面模様の位置関係が一致していないもの)
- 影打ち硬貨(多重にプレスされたもの。模様がダブっているように見える)
- 裏写り硬貨(硬貨の裏面の模様が表面にも写っているもの)
- ヘゲエラー(硬貨めくれ、融解した金属片が溶接しているものなど)

うぐぐ…痛いでおじゃる…。でもこれでおいしいものが食べられるからケガの功名でおじゃるな!

(こいつ…バチ当てたろか…!)