旧兌換銀行券の価値と買取相場

2022年9月26日

旧兌換銀行券の価値と買取相場 (2022年度版)

旧兌換銀行券の最新の買取相場早見表を作りました。

2022年度-旧兌換銀行券の価値と買取相場

旧兌換銀行券100円(大黒100円) データ無し
旧兌換銀行券10円 850000円~4500000円
旧兌換銀行券5円 380000円~2500000円
旧兌換銀行券1円 35000円~450000円

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旧兌換銀行券とは

旧兌換銀行券

旧兌換銀行券は、100円、10円、5円、1円の計4種類存在します。

1885年(明治18年)に100円札、10円札、1円札が発行され、翌年の1886年(明治19年)に5円札が発行されています。1円札以外は1939年(昭和14年)末に廃止されました。1円札については2022年現在、有効券として使用可能です。

この大黒様の図案は、画家であり版画家でもあるエドワード・キヨッソーネ(イタリア人)よって製作されました。エドワード・キヨッソーネは神功皇后が肖像の改造紙幣についても考案・製作しています。

1882年(明治15年)、日本銀行条例が交付されたことにより紙幣発行権が日本銀行に移譲されました。そのため、旧国立銀行券は全てこの兌換銀行券に交換されることとなりました。ちなみに、兌換の意味は「紙幣を本位貨幣に引き換えること」と定義されています。

旧兌換銀行券100円(大黒100円)
大黒様が米俵の上に鎮座し、穏やかに微笑んでいる図案の100円札です。
当時の価値で100円という大きな額面ということもあってか、ほぼ現存していません。特定されている未回収枚数としては昭和21年4月現在で27枚という記録があります。(出展:図録・日本の貨幣)取引記録が確認できなかったため、データ無しとしています。
旧兌換銀行券10円(大黒10円)
図案は100円券とほぼ同様です。未使用であれば450万円、並品では85万円の価値があるとされています。
旧兌換銀行券5円(大黒5円)
図案は100円券とほぼ同様です。未使用であれば250万円、並品では38万円の価値があるとされています。
旧兌換銀行券1円(大黒1円)
図案は100円券とほぼ同様です。完全未使用であれば450万円、並品では35000円の価値があるとされています。

まとめ

現存枚数が非常に少なく限られているため、かなりの希少価値を誇る大黒様の旧兌換銀行券について調査しました。

直近のインターネットオークションでは、添付されている画像を確認する限り、並品か痛みのひどいものが多いように見受けられました。
(100年以上昔のお札であることを考えれば綺麗な状態で残っていることが稀ではありますが)

比較的程度のよいもので3万円弱、一番安価な落札価格で4000円程度といったところですので
本来の相場よりも低めで取引が行われているようです。

ですがもし、状態が良い旧兌換銀行券であれば100万円を超える買取額が期待できます。

このお札をお持ちの方はまず正しく保管できているかどうかを確認してください。

和紙に包んだり、ジップロックに入れておくとある程度劣化を防ぐ効果があります。

当然ながら、どれだけ厳重に保管したとしても今より状態が良くなることはありませんので、すぐさま査定依頼に出して正しい価値を確認しておくことを強くオススメします。

買取査定にだされるのであれば近所の古銭買取店に持ち込むのもありですが、特にこだわりがないのであればインターネットに力を入れている買取店に査定依頼をするのが良いでしょう。
特に収集しているで無いのであればそのまま買い取ってもらうのもよいのですが、より高額で買い取って貰うためには複数のお店に査定依頼してもらいましょう。

当サイトで1位として紹介しているバイセルさんは、フォームによる問い合わせかまたは電話での問い合わせに対応しており、手数料・キャンセル料が無料なのに最短30分で自宅まで査定に来てくれるお店。そしてなんとその場で現金買取してくれるので、お財布がピンチの時にも助かりそうです。地域によってはすぐに出張買取ができない場合もあるようなので、まずは確認してみて下さい。

また、買取額も高額がつきやすい傾向があります。

この紙幣以外にも、ご自宅でめずらしい古銭やお札を発見された場合はぜひぜひ鑑定を依頼してみてください。

以上、旧兌換銀行券の価値と買取相場でした!